生き甲斐としての仕事の形



これは理事長としてというよりは、むしろ三宅弘晃個人として書くわけですが、私がこの協会で目指すことは丹足普及だけではないようです。

もちろん「丹足の普及を通して社会に貢献したい」という理念が中心ですが、その一部として「生き甲斐としての仕事の形」を模索したい気持ちもあるのです。


日々わごいちで多くの人のハラを揉んできて、多くの病を目のあたりにしてきて、やがて確信を抱くようになったのは、現代の病気のほとんどは、食生活の乱れが主原因になっているということです。もちろん運動不足や環境汚染なども無視することはできませんが、一番の要因は食生活の乱れです。

紙鳶さんが再三ブログ「続・おなかのなか」で書いているように、砂糖や油などの過剰摂取がどれほど内臓に負担をかけ、体の不調に繋がっていることか。わごいちでは警鐘を鳴らしているわけですが、それでもなかなか悪い食習慣を改めるのは難しいと皆さんが言うのです。

「なぜ悪いとわかっていて食生活を改められないのか。」

なぜ悪いとわかっていてシュークリームや菓子パンをやめられないのか。そう聞くと多くの人が言うのは、仕事のストレスでどうしても食べたくなってしまう、ということです。つまり

「悪いとわかっている菓子パンをやめられないほどに仕事のストレスに追い込まれている」

というのです。

ここで考えたいのは、そもそも仕事というものはそれほどストレスフルなものなのでしょうか。それほどストレスフルにならないと仕事は成り立たないものなのでしょうか、ということです。



私はこの仕事の前に4年間会社員をしました。比較的というよりもおそらく世の平均よりはかなり高いレベルで労働環境の良い会社でした。上司にも恵まれました。しかしそれでもやはりストレスはありました。そしてやっぱり菓子パンを食べていました。

「仕事はしんどいのが当たり前。」

「お給料をもらうんだから、しんどいことは我慢するのが常識。」

誰もそんな風には言いませんでしたか、そういう価値観に支配された中で仕事をしていたように思います。そして結局4年後に脱サラをしてこの世界に入り、独立開業をしました。

誤解してほしくないのは、私はしんどいことを否定する気は毛頭ありません。わごいちもしんどいです。会社員時代とは比べ物にならないほどにしんどいです。でも今のしんどさは、しんどいけどしんどくない必要なしんどさなのです。

なにが違うのか。それはおそらく「想い」と「仲間」です。



自分の頑張っていることがちゃんと社会に繋がっている。例え小さい取り組みでも自分の想いにうそ偽りがない。社会の為を思って取り組んでいる。想いに実感が伴えば、自分自身の仕事に納得でき、しんどさはやりがいに変わります。

もう一つは仲間です。共有する想いがなく金のためだけに働いているグループは、往々にして足の引っ張り合いをするのが人間の習性です。人より上に立ちたい、下について威張られたくない、少しでも人よりいい評価を得たい。そういう考えに取り付かれやすいというリスクを抱えます。

しかし共通の想い、理念と言い換えてもいいと思いますが、をもっているグループは、目線が一方向に向きますから、みんなの意識が揃います。また想いが大きければ大きいほど一人では実現できませんから、自ずと人と力を合わせようという気持ちもわいてくる。そうして段々と仲間になっていくのです。きっと。



我々の丹足普及協会・千照館はまもなく満1歳を迎えます。

この1年弱の間に、私自身もとても多くの学びを得ました。わごいちだけであったら決して得られなかった学びが沢山あります。そして同時にこれから克服していくべき課題も山のように目の前にそびえ立っています。

はじめは本当に「丹足普及」だけしか見ていなかったように思います。しかしこの1年弱で多く人と話を重ね、叱ったり叱られたり、出会ったり別れたり、色々なことを踏み越えて、多くの人たちと理念に向かって歩みを共にしています。そして段々と「仲間」と言い合える人が増えてきました。

正直想像を超えている出来事です。


丹足普及も大事ですが、ストレスで菓子パンに走ってしまうような仕事の形ばかりではなく、こういう協会のような働き方もあるんだよということを、社会に対して提示できるようになれればと最近は思うようになりました。これはわごいちではできないことだからです。わごいちだと「あそこは特殊だから」と言われるだけですから。

本田宗一郎さんも松下幸之助さんも、しんどくともストレスフルな仕事にはしなかったはずです。決してできないことはないと思うのです。それをこの協会でできたらなと夢想します。

私もまだまだ間違いを沢山していくと思います。そのときは仲間の皆さんに教えてもらいたいし、私もそうしますし、そうやって一歩一歩歩みを共にしながら、仕事を生きがいとして取り組んでいくような形を作って生きたいと思います。

まだまだ先は長いですが、どうぞよろしくお願いします。





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こんな私の考えに賛同できる人は、どうぞ仲間になってください。







三宅弘晃
















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by wagoichi | 2018-05-10 14:21 | 協会