設立式の一日



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去る6月25日、「一般社団法人 丹足普及協会・千照館」の設立式を無事に終えることができた。関係者一同の心のこもった準備、そして多くの人の応援に心より御礼申し上げます。

一方で参加できなかった会員も多くいる。場所のキャパや我々の運営力の問題でご招待したくとも出来なかった人も多くいらっしゃる。せめて当日の雰囲気を少しだけでもここに共有し、この佳きはじまり日を共に祝いたいと思う。







14:00 役員集合

直前打ち合わせ。「設立式は敢えて儀礼的に、懇親会は一転和やかにやりたい。」という私の要望で準備が色々と大変になった。ギリギリまで確認が続く。


14:30 「直伝!丹足集中セミナー」生集合

皆で手分けして製作手配をした道着が、いよいよお披露目となる。道場会員一人一人の名前を書いて、それぞれの道着を袋詰め。


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15:00 <軸開きの儀>

「先生、こういうメッセージ性の強い掛け軸を新調された時は、軸開きというものを行ってもいいかと思いますよ。」と監事の山田良さんにアドバイスをされ、新しいもの好きの私は一も二もなく「やりましょう!」。

この日に間に合うようにと、池田和絢こと参尽が、書を用意し掛け軸にしてきた。(参尽のブログ→「軸にかける想い」)



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役員、セミナー生が揃う中、軸開きの言葉を読み上げた。古式ゆかしく、ちょっと照れる感じもしないでもなかったが、言霊というものがあるのなら、この儀はやる甲斐があったと思う。

ちなみに我々は極道団体ではない。丹足を通した社会貢献を志す一般社団法人である(念のため)。





15:15 <丹足トレーナー筆記試験>

丹足を伝える人材を育てるのは、当協会の一つの活動の柱である。この世に唯一無二の丹足トレーナー、栄えある第1期生が生まれるかどうか。8名が挑んだ緊張の30分。



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16:00 <設立式>

この日の参加者全員が揃い、「一般社団法人 丹足普及協会・千照館」の設立式を行う。


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「伝統芸能では、通常なら神棚に向かって行うのですが、千照館のように神棚がない所では、掛け軸を神様に見立てて行うのです。」とこれもまた山田さんの助言。

作法に則り、現状で出来る範囲で精一杯の伝統儀式に挑戦してみた。もちろん志からであることは否定しない。しかし同時に「面白そうだから何でもやってみたい」という気持ちがあったことも否定しない。



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右奥の女性は、立会人を務めてくださった稲津喜久代先生。

皆で理念を読み上げ、代表の設立宣言、立会人の言葉、そして役員紹介と滞りなく、式は無事に終わった。

皆はじめは「何が始まるんだろう」と緊張したと思う。でも終わってみて楽しかったと思う。緊張を共にすることも、仲間になる上で大事なことじゃないだろうか。

緊張も終わって、ほっと皆で笑顔を交わしたところで、またまた緊張の時間がはじまる。




16:45 <段級試験>

千照館として記念すべき第1回段級試験が行われた。審査員は私と参尽と紙鳶。


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丹足法のそれぞれの型を理解しているか。どれだけ実現して踏めているか。それでいて相手への配慮は行き届いているか。普段の稽古で口酸っぱく言っていることがどれだけ身についているか。

緊張したと思う。しかし頑張りが伝わってきて、私は何度も微笑んでいたと思う。

来月の稽古で伝えられる自分の「級」が新たなスタートラインになる。自分の今を知り、新たな課題に取り組んでいってほしいと願う。




さあ、緊張の実技試験も終わって、あとは遊ぶだけだ。




17:45 <懇親会>

懇親会の前に、道着授与。

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1人1人名前を読み上げ、道着を手渡ししていく。この人は渡辺さん。足で掘り出し物の作務衣を探し出してきてくれた。ネットも大事だが、やはり自分の足で歩く大切さを感じさせてくれた。

道着を手に取ると、私の横にきて順番に一言づつ皆に挨拶。協会は一人一人が主役なので、そういう時間を持った。



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「昼過ぎからぶっ通しなので皆さんお腹が減るかと思って。」と井本亜紀さんが朝から赤飯を炊いてきてくれた。確かにお腹がすごく減っていた。


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「今回のお茶菓子はとっておきのを出したい」と紙鳶がこだわった逸品。「庵月 蓬莱山」。饅頭の中に饅頭が入っている。「長寿」「無病」「財力」「徳」「天命」が5色に込められたメッセージだという。

初めて見たがなんとも可愛らしくめでたい気がして、紙鳶がこだわる意味がわかった。味はもちろん極上でした。




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山田さんのご主人が全員分を差し入れくださった「あも」。季節限定のよもぎバージョン。改めて色々な方に祝福を頂いていることを実感しながら頂いた。もちろんとても美味しかった。

そんなお茶菓子に皆で舌鼓を打つ横では、


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「なにか面白いこと、珍しいことしたいんですけど。」と博識の山田さんに企画段階で電話相談したところ、「大茶盛はどうでしょう」と提案を頂いた。

「奈良の西大寺でされている行事で、大きな茶碗でお茶を点て、皆で順に頂くんです。一味和合というんですが、和合一致(わごいち)の場で行われるにはピッタリじゃないでしょうか。」との説明を聞き、それはいいねとすぐに大茶碗を探して入手した。清水焼のいい茶碗が見つかった。


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皆、初めての大茶盛に興味津々。(もちろん私も)


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か弱い人は隣の人に助けてもらいながら。


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腕力のある人は、グイっと自力で。

隣で見つめるのは司法書士の赤松先生。稲津先生と共に「あおぞら司法書士法律総合事務所」の先生で、業界の支部長も務められるご重鎮。ありがたくも当協会の理事に名を連ねて頂き、法律面でのサポートをいただきます。




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一杯で全員分ぐるっと一周。本式のお茶の作法などはさておき、和やかにこの佳き日を共に祝おうよというこのイベントは、予想通りの盛り上がりと憩いの時間に。

紙鳶殿、結構なお点前でした・・・



お茶を楽しんだところで、理事であり普及会長を務める井本亜紀さんより、一言挨拶。

「体に良いことをしたくてヨガを始めたの~」と言えば、みんな良いねと言ってくれるけれど、「丹足はじめたの~」と言ってもすぐにわかってくれない。時には怪しい団体と思われることもあるかもしれない。それが千照館の現状。今のスタートライン。そこから始めて、「ああ丹足ね。いいよねえ。」という日が来ることを目指して共に頑張りましょう。

と、力強くも配慮の行き届いた亜紀さんらしい言葉を頂いた。




さてそんな懇親会も終わり、皆でお待ちかねの道着に着替えて記念撮影。


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やっぱりカッコいい。

Tシャツではなく、あえてのズボン。丹足ですから。擦り切れるくらい稽古で張り切って踏んで踏まれて欲しいと思います。



さあ締め。

土地柄ということで、社員の井本忠男さんによる「大阪締め」。動画を貼り付けておきます。






こうして筆記試験、設立式、第1回段級試験、そして懇親会と盛りだくさんの一日が終わりました。残念ながら今回来れなかった皆さんも、今日のレポートで参加気分を味わってもらえたらと思います。

最後になりましたが、立ち合いの大役を引き受けてくださった稲津喜久代先生、駆けつけてくださった経理担当の浦田さん、ビデオとカメラをずっと撮ってくださった橋本畳店の橋本社長ご夫妻、誠にありがとうございました。

また設立のお祝いを頂いた山口さん、藤田さん、小河さん、西田さん、森脇さん、この場を借りて御礼申し上げます。



皆様のお陰を持ちまして、「一般社団法人 丹足普及協会・千照館」は、めでたく船出することが出来ました。



最後に稲津先生より、当日参加者の皆さんに頂いた祝いの一品を。



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三宅弘晃

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by wagoichi | 2017-06-28 19:24 | 協会