癌の3要件 その2 癌と循環


なぜ人は癌になるのか。癌細胞の増殖を許してしまうのか。どうして医学が進歩しても癌は減らないのか。

今までの所(平成29年3月時点)、癌予防100%を継続しているわごいちの取り組みを通して、皆さんと共に癌について今一度考えてみようという連載の今日は第2回目。

「癌と循環」ということで書いてみようと思う。

第1回目で「肚」という字について考えてみた。体にとってハラは土であるということ。植物にとって土が健康の決め手になるように、我々人間の体にとっては肚こそが健康の決め手になる。

しかし肚を真剣に研究している人がどれだけいるだろうか。腸内細菌の研究をしている人は居る。ピロリ菌と胃癌の関連を研究している人は居る。けれども、胃も腸も、腎臓も肝臓も、子宮も卵巣も、あるいは前立腺も、膵臓も脾臓も、全てをひっくるめて肚を包括的に考えている人がどれだけいるだろうか。肚全体から栄養を考えている人がどれだけいるだろうか。

我々が持つ癌に対処できる最大にして唯一の手段は、免疫力である。それ以外にはない。文字通り癌に対抗する「抗癌剤」がどうして癌治療の決定打にならないかと言えば、抗癌剤自体が癌だけではなく、我々の免疫力を損なうからである。免疫力を損なわずに癌細胞だけに効く抗癌剤があれば理論上は癌は克服できるはずだが、それが出来ないから抗癌剤は今だに抗がんの決定打に成り得ていない。

「免疫力が大切」

言うのは簡単だが、この免疫力を充分に生かし切るのは難しい。(だから癌やらいろいろな病気に我々は負けてしまう)誰しもが持っている免疫力を過不足なく発揮して生きていくのは、誰にでもできるとは限らない。私はそこに挑み続けている。

私は何をしてきたか。どうやって癌や様々な病気を防いできたか。

一つはハラの活性化である。免疫力の大部分は腸に由来する、ということがだんだんと知られてきた。余談だが、私は15年前からハラが大事だと言い続けてきたが、当時は誰も見向きもしなかった。最近になってようやく医者たちが「免疫力の70%は腸に由来するのですよ。」などとテレビで言ってくれるようになって、ようやく腸が日の目を浴びるようになってきた。

私の施術ではじっくりしっかりとハラを揉む。ちなみに揉むのは腸だけではない。腸も揉むが、胃も肝臓も膵臓も腎臓も子宮も、異常のあるところはすべて揉む。「免疫力は腸」と聞かされると人は腸ばかり気にするが、腸は腸だけで単独で働いているわけではない。他の臓器と連動して協力して働いている。だから腸だけではなくて、連動する臓器と一緒に異常を修復していくのが私のハラ揉みである。

ハラを丹念に揉む。

現代人は砂糖や油や添加物まみれの食べ物を毎日ハラに放り込む。唐揚げやスナック菓子やチョコレートがどんどんとハラに入ってくる。胃は油が苦手である。腸は糖が苦手である。肝臓は添加物や薬が苦手である。苦手なものが毎日ハラに入ってくる。ハラには拷問のような日々である。

拷問を受けて苦しんで、炎症を起こしているハラを揉む。潰瘍でただれたハラを揉む。癌になりそうなハラを揉む。ハラを揉んで慰めて、癒して休ませる。そうしてハラを元気にする。ハラが元気になればまた免疫力が働いて、ピロリ菌もやっつけてくれるし、癌細胞もやっつけてくれる。そうして免疫力を高めて癌や様々な病気を未然に防ぐ体を作っていく。

これが私があみ出した癌予防の秘密である。病院では実現できない癌予防100%を実現してきたカラクリである。しかし実は、まだ他にもカラクリがあるのである。今日はそれを明かすことにした。

私が癌予防を実現してきた二つ目の要因、それは循環である。

私のところに通う人たちは、わごいちがハラ揉みだけでないことを知っているはずである。ハラを中心とした全身手技施術だけでないことを知っているはずである。そう、わごいちでは弟子たちによる丹足施術を必ず受けてもらう。

なるべく単純に言えば、わごいちでは手でハラを揉み、足で全身を揉む。もちろん膝痛とか首のコリなど踏みにくい部位は手を使うなど臨機応変に対応するが、敢えてざっくりいえば、手でハラを受け持ち、足で全身を受け持つ。


これは何をしているかと言えば、(これも甚だざっくりしすぎる説明だが)ハラを揉んで免疫力を回復させ、足で全身を踏んでその免疫力を全身に行き届かせているのである。

医学が証明してくれている通り、免疫力の大部分はハラで培われる。肚という体の土で免疫力を養う。しかし、いくらハラに免疫力を蓄積しても、その免疫力を全身に届けなければ意味がない。胸に癌細胞が巣くっているのならば、そこに免疫力をじゃんじゃんと届けなければ癌細胞はどんどんと増殖してしまう。どんどん癌が大きくなってしまう。

いくらハラで免疫力を高めても、それを全身に循環させなければ意味がないのだ。

私は世の動きをもどかしいと思うことがある。15年前からハラが大事だと言ってきて、ようやく最近「腸が大事」という認識が広がってきた。だから腸を元気にしようと、腸が大事だとサプリなんかを飲む人も増えてきた。

けっして今の栄養学やサプリメントで腸がどんどん良くなる訳ではないのも悩ましいが、それを差し引いて腸を大事にしようという機運は評価できるにしても、

「じゃあその免疫力をどう体の隅々に運ぶのよ。患部にしっかりと届けるのよ。」

という考察についてはまだまだ世間の認識は甘いと感じる。いやそもそも、免疫力には循環力が必要だという感性さえ欠落しているように思えてならない。

何も病院医学だけを非難しているわけではない。民間療法も同じである。「肩が凝ったから肩を揉んでほしい」と言われて、肩だけを15分揉んで先生顔な民間療法者も同罪である。

こと循環に関する限り体全体をみない事には、体全体にアプローチしない事には、体全部を揉まない事には本当の循環というものは得られない、と私は確信する。

わごいちでの施術は1時間以上である。どうしてそんなにかかるのかと言えば、ハラをしっかり揉むことに加えて全身を揉むからである。ハラの免疫力を高めながら全身の循環力を高めていくには、どうしてもそれぐらいの時間がかかる。

ところで体をほぐすとき、どうにもほぐし難くて大変なところが3つある。どこかお解りになるだろうか。

アタマとムネとハラである。

アタマは頭蓋骨で囲われていて、容易に内部に踏み込ませない。当たり前である。脳みそが他人に簡単に触られるようでは生きていくのが大変である。ムネは肋骨に囲われている。これも当然で、柔らかい肺や大事な心臓をしっかりと守らなくてはならない。そしてハラ。ハラは骨盤で守られている。

アタマ。ムネ。ハラ。どれも動物の急所というべきところである。急所は守りが硬い。だからこそほぐし難いのである。しかしここで考えてみたいのは、守りが硬いということは良いことばかりなのかということだ。

守りが硬い。外のものを寄せ付けない。触らせない。目に触れさせない。感じ取らせない。外部からの干渉を遮断する。アタマ、ムネ、ハラはそういう特性を持っている。

ということは、である。外部からの干渉を遮断するということは、いざその内部に問題が起こった時に、外部の助けが滞りなく入ってくるのか、という心配を持つべきであろう。例えば肋骨の中に異常が発生した時に、体の治癒力が円滑に働くだろうか。

癌と言えばどんな癌があるか。

癌の主な罹患部位と言えば、肺・胃・大腸がまずあがり、肝臓・膵臓などが続く。その次に前立腺や子宮などの生殖器の癌もある。そう、どれもムネとハラに発生するものばかりである。悪性脳腫瘍に罹った場合の5年生存率は癌全体の中でも悪い方だとされる。アタマも怖いのである。

アタマとムネとハラ、骨に囲まれて外部から触れにくいところに癌は発生しやすい。

これはどういうことかと考えるに、しっかりと厳重に守られているところは免疫力さえも届きにくい、ということになるのではなかろうか。あまりこういうことを言う人間はいないが、私は経験上そういう疑問を無視することができないのである。

実際に全身を丹足法で施術していると、アタマ、ムネ、ハラは硬い人が多い。骨が硬いのではない。骨周りの筋肉などの軟部組織が硬くなっている人が多いのである。

「これでは血が通わない。」(つまり免疫力が及ばない)といつも感じる次第である。


せっかく食生活を改善してハラを揉みほぐしても、循環力が偏っていれば、必要なところに免疫力が届かないのではないか。その届かないところで癌細胞が増殖をしてしまうのではないか。私はそういう想定を立て、それを検証しながら施術を続けてきた。

実際にアタマやムネやハラを揉むのは難しいものである。頭蓋骨はカチカチで、その中に何らかの働きかけをするのは相当な技術が要る。ムネの肋骨は意外にもろくて折れやすい。肋骨を折らないように肺や心臓に働きかけるのは至難の業である。(だから救急救命の心臓マッサージは「肋骨を折ってもしかたがない」とされる。)ハラを揉む難しさは改めていうまでもない。とにかく難しく、下手に触ると危ないのがアタマ、ムネ、ハラである。

しかし、本当に循環力を高めるためにはこの三部位を避けては通れない。正直に告白すると、私自身、この三部位を安全に深く思いのままにほぐせるようになったのはここ数年のことであって、我が弟子たちはまだ途上にある。本当に難しい。

わごいちでは手で主にハラとムネとアタマを、足でその周辺から全身を分担して、免疫力を高めつつ循環力を回復させていく施術を志向している。結果として癌は今のところ完全に予防できているし、癌の再発予防の期待にも100%応えている。

そろそろまとめよう。

私がこの癌連載で皆さんに伝えたいのは、第一にハラを大事に免疫力を高めることの大切さであり、第二にこの免疫力を患部に行き届かせる循環力の大切さである。

世間の動向を見ていると、第一についてようやく知られ始めてきた段階であろうかと思う。しかし真剣に癌のことを考えるならば、第一の免疫力だけではなく第二の循環力についてもまた、じっくりと考えられることをお勧めしたい。というのが今日のポイントである。

本当は循環力を高めるために皆さんが自分で取り組む方法について書きたかったのだが、長くなりすぎたのでそれはまたいつかの機会に書いてみたいと思う。













三宅弘晃

080.gif今日の丹練
・四股100丹
・かちあげ四股200丹


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by wagoichi | 2017-03-25 20:54 | ガン