熊本義援金総括(後編)


昨日の続き。引き続き権藤君との会話メインで。



出会うなり、「まず熊本城に行こう」と。

天守閣を見るなり、「じゃあ、四股を踏もう」と。

熊本土産は「いきなり団子」が評判だが、私の「いきなり行動」もなかなかの評判。この一日も「私のいきなり行動」が存分に発揮されたが、「はい、わかりました。」と合わせてくれる。あまり動じない権藤君。



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四股は大事だ。

四股は体つくりの基礎となる。四股は丹足の基礎でもある。結局基礎をしっかりと続ける人間が技術ものびる。

この時は一番基礎となる四股を300回、コツを教えながら一緒にやった。四股と一口に言っても、やり方ひとつで厳しさが全然変わる。私のやり方は少しきついが、これから300回毎日やるという。めげずに続けられるかどうか。



道中で丹足のコツなども少し話をした。少しだけ話をして、「続きはまた時期が来たら」と言うと、毎日四股300回してきますから、無楽でまた続きを教えてくれますかと言う。

2、3か月頑張ったぐらいで次を教えてもらえるなんて甘い考えはいかんよ。年単位で頑張りなさい。とそんな話をした。





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熊本城へは義援金10万円を。

10万円以上の寄付をすると、木札に寄付者の名前を書いて提示してくれると言うので、それに乗った。


やっぱり熊本城には頑張ってもらいたい。この先500年、1000年頑張ってもらいたい。皆の気持ちを一部でもそこに加えて形にしておきたいと思った。熊本を訪れて木札を見て、綺麗なった石垣を見た時に、「ああ、自分の気持ちもこの一部だ。」と熊本城に愛しさを感じてもらえたらなあ、と思った。

肝心の木札の名前だけども、すごく悩んだ。降り始めた雨のしぶきがかかる通路で、権藤君と二人でうんうんとネーミングを考えた。

結局10分くらい真剣に二人で悩んだが、よきネーミングは思いつかず、一番義援金が集まった「わごいち」で登録。ひねりがなくて申し訳ないけれども、熊本城に行った暁には、「わごいち」と書いた木札を見つけて不甲斐ない我々を思い出してほしい。




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これはくま先生のところだ。

80代と40代のいい歳した大人がクモの巣を見上げながら話し込んでいる。見たことのないような複雑な構造をした巣で、星の数ほどの蚊がつかまっていた。クモも立派な養生農園の一員である。

くま先生は権藤君にも尋ねられた。仕事は何をしているかと。

「金融です。」

ほう、お金の専門家だなと。経済のことはよく知っているのだね、とくま先生。

「いえ、それほど。。。。」

それでは大学では何を勉強して来たのかな、とくま先生。

「国際経済です。」

じゃあ、英語は上手に話せるのだね、とくま先生。

「いえ、それは。。。」

くま先生の穏やかな問いかけに権藤君タジタジである。私は心の中で密かにニヤニヤである。





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権藤君は光栄なことにくま先生から直接サインを頂いた。

「名前の最後に兄(けい)を付けるのはめったにないんだ。私は農業の専門家。あなたはお金の専門家。違う分野の人は誰もが先生と思ってお話するから兄と敬称をつけるんだ。」とくま先生は仰る。

いやーくま先生、なかなかにお厳しい。

「私はこういう仕事をしております。この仕事では誰にも負けません。」

どうせ仕事をするのならこう言おうよ、という無言の叱咤激励だろう。権藤君は果報者でサインは家宝物である。



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養生農園には、カンツバキの花が咲いていた。

花は見事だね。地震があろうがなかろうが、咲くのが花の仕事。花は咲くしかできないが、咲くべき時にちゃんと咲く。


花がすごいのは、自分がなんの花であるかを知っていること。

そしていつ咲くべきかを知っていること。

どこを向いて咲くべきかを知っていること。


人間が命の花を咲かせるのは意外に難しい。

なかなか咲ききれないままあの世に行ってしまう。


くま先生と言う、地震にも全く動じないで咲き続けるお花を目の当たりにして、

「ああぁ、まだまだだ。」

と痛感させられた熊本再訪だった。









弘晃

055.gif: wagoichi◆excite.co.jp (◆を@に)
HP: わごいち(←クリック)

066.gif今日の丹錬
・無呼吸四股300回


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by wagoichi | 2016-11-16 17:28 | 行事