照千一隅への道のり

千年の第一歩


今日薬師寺に行ってきたと紙鳶から連絡があった。西岡常一棟梁の建てた西塔にご挨拶に行ったのだと思う。


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一昨日、新しい千照館の一般社団法人設立調印式を行った。

社員・理事になる面々が一堂に会して、国に提出する定款への押印を行った。この後、公証人役場、法務局での手続きを経て正式に設立となるそうである。

帰ってその時の様子を妻に話したら「結婚届けにハンコ押すような雰囲気やったんやね。」と言ったが、まさにそのようなものだったかもしれない。なかなかに重いハンコだった。




一転なごやかな結団式では、ご馳走を囲んで各々が色々な話をした。豪快に酒瓶が空になっていく中、私は千照館の名前に何を込めたかを話した。その中で「千」という字には、この西岡常一さんへの敬意と挑戦の意味があることをお伝えした。

法隆寺宮大工口伝に「塔組は、木組み。木組みは、木のくせ組。木のくせ組は、人組。人組は、人の心組み。」とあるそうだ。真っすぐな木を組むよりも、右曲がりの木と左曲がりの木を向かい合わせに組む方が強度がでることもある。癖のある木それぞれに強みがある。だから千年持つのだと。人も同じだという。

法隆寺の解体修理で千年間失われていた飛鳥の技法を学び、またおそらく失われるであろうその技法を千年後に託して建てられた薬師寺西塔を見るたびに、私は「よし」と気合が入る。

すぐ最近まで、すぐ近くに、千年単位で人の世を思い続けて仕事をした人がいたのは事実である。知ってしまった以上、私はそこから目を逸らして生きていくことはできない。




全体写真を撮り忘れたので(いつも撮り忘れるので今後は互いに注意)、簡単にメンバー紹介を。

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赤松先生。


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山田良さん。


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井本亜紀さん。


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紙鳶と参尽。


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長年応援して下さり、今回立ち会ってくださった稲津先生。

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たーさんこと井本忠男さん。



まあ癖のあるメンバーが揃ったと思います。(ん?あんたが一番癖あるって?)

ええ、揃えたのは私です。



私の眼を直視して話をしてくれる人、あかんことはあかんと言ってくれる人、自分のためじゃなく、私がやろうとしていることの為、周りの人の為に私とケンカ出来る人、それでも最後まで一緒に歩んでくれる人、を集めました。





社会が丹足を必要としています。

そしてこの丹足を残してくれたことに感謝する千年後がきっと来ます。



この大事業を推し進める為に、これから沢山の癖のある木を束ね力を寄せていかねばなりません。

その第一歩として、毛の生えた心臓が鼓動を始めました。


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来たる6月1日、正式に「一般社団法人 丹足普及協会・千照館」の設立です。












三宅弘晃

080.gif今日の丹練
・階段四股100丹
・四股400丹


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# by wagoichi | 2017-05-24 18:22 | 協会



「原点が導くこれから」という感じでしばらく探り書きです。

by 三宅弘晃
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